
海底熟成されたワインが話題に
TVや雑誌で、海底で熟成させたワインが話題になりました。
20世紀末に、難破船からワインが引き上げられ、オークッションにかけられ、話題になったことがありましたが、そのワインはおいしく飲めたということでした。

オークションワインのことを知ったあるスペイン人が、海の底が、ワインの熟成になにか関連性があるのではないかとおもい、研究をはじめました。
その結果、海の底は、ワインの熟成に効果があることを発見したといいます。
- ・海の底ですから、地上のように大きな重力がかからないこと。
- ・常に波に揺られている状態にあること。
- ・水温が12~17度と低く安定していること。
日本でも、船で運ばれたお酒がおいしくなることは知られていましたが、海とお酒の熟成に、なんらかの関連性があるようです。
日本でもいろいろな研究がなされていて、
海の底の波は、ワインの熟成にいろいろな形で作用していてることがわかってきました。
また、低い温度で安定していることが、ワインの熟成に適していたようです。
また、熟成の速度が、陸上よりも早くなるのも特徴で、半年ほどで、長期熟成させたようなまろやかさになるといわれています。
日本酒と廻船の揺れについては、管理者のブログ、
『
「YK35」新種の飛行機ではなく、日本酒の銘柄。しかもデ・ニーロが愛飲しているんだそうで』
を見てください。
海底熟成したお酒はどう違うのか
日本に、「海中熟成酒プロジェクト」というチームがあって、そこの報告では、一番の違いは、アルコールの刺激が和らぐように感じる点だとされています。
その違いは明らかで、誰にもわかるほどだということです。
また、味がまろやかになり、香りも強くなり、”開い”たという表現をしてもいいとのことでした。
海底に置いておくため、フジツボなどいろいろなものが付着しますが、あえて取らずに、海底で熟成させたというプレミア感を出しているものがほとんどということです。
日本での海底熟成
ワイン
ワインの海底熟成は、何か所かで試みられています。
震災復興事業の一つとして、宮城県でも行われ、東京湾でも行われているといいます。
規模が大きく、有名なのは、西伊豆の「
VOYAGE(ヴォヤージ)」で、ワインばかりでなく、日本酒やクラフトジンでも造られています。

日本酒
日本酒の海底熟成は、日本ならではの試みです。
ワインと同じ醸造酒である日本酒が、ワインと違う結果が出るのは考えにくいことですし、販売され続けているとうことが、結果を表しているといえます。
日本酒を海底熟成させると、味にどういう違いが出るのか、それがわかりやいセットを紹介します。
1つは、フレッシュさやフルーティな香りのする「しぼりたて新酒生酒」と、同じものを海中熟成させたセット。
「しぼりたて新酒」は、一般的には甘口になります。
もう1つは、通常の純米酒とのセットです。
純米酒は、酒蔵の顏となるお酒ですから、違いには興味が惹かれますが、しぼりたてとの違いは、熟成させたものとさせないものの違いも分かりやすくなるので、できれば両方、どちらかを選ぶなら、好みの違いで、としかいいようがありません。
焼酎
蒸留酒である焼酎やウイスキーを、アルコールのカドが取れて、口当たりがよくなるといわれています。
波に揺られ続けることが影響しているのでは考えられているそうです。
ウイスキー
クラフトジン
ラム


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